タカラトミーの平成28年度の決算報告書で、プリパラは「メインターゲットである6~9歳の女児に換算すると全員がユーザーとなる市場規模に拡大させることができました」とされており、逆説的にプリパラユーザーは全員が6~9歳の女児ということになります。
例に漏れずぼくも幼女であり、かと言って保育園には入園拒否をされるので世間的には待機児童という扱いになります。
そんな待機児童たちが、一箇所に集められる巨大保育園が開催されました。
皆さんご存知、-プリパラ&キラッとプリ☆チャン Winter Live 2019-です。
- 会場が最高だった
- セトリが最高だった
- 初手が最高だった
- 北条コスモの新曲が最高だった
- 芹澤優が最高だった(ヒロインズドラマ・昼)
- ガァルマゲドンが最高だった
- 若井友希が最高だった
- メルティックスターが最高だった
- 全員歌唱曲が最高だった
- 夜も初手が最高だった
- 芹澤優が最高だった
- メイクマニー・メイクドリームが最高だった
- 芹澤優が最高だった(ヒロインズドラマ・夜)
- メルティックスターが最高だった
- さいごに
会場が最高だった
今回の会場は幕張メッセのイベントホールで、ハコとしては過去最大(?)だったらしいのですが、後述する「曲数を増やす」システムとしてのステージが最高でした。
まずアリーナにステージが二箇所あり、ステージに挟まれる形でアリーナ席が2ブロック、すり鉢状に囲む形でスタンド席という配置。そして、アリーナの通路をいつものトロッコが回る形です。
メインステージで歌い始めた場合、曲中にトロッコで移動してバックステージで歌い終えたりしていました。
実際この試みで「最後尾から最前列になった」客席もあり、移動中も中央通路を通るので通路沿いの観客もキャストが間近で見られるハチャメチャお得仕様でした。
あとは前後にステージがあり、更に「アリーナ脇のトロッコで歌い始める」チームもあったため、実質的に歌い始めるステージが三箇所あったことになり、曲の切れ目が今までのライブと比べて極端に短かったのが印象的でした。前の曲が終わる前に次のステージで演者が待機してるくらいです。
書いてて思ったんだけど、家族席のお子さんバックステージのパフォーマンス見えたの?
セトリが最高だった
今回のセトリはこちらから確認出来ますが、曲の切れ目が短いという点とショートバージョンの多用、そしてグッズ紹介のコーナーのカットでなんと31曲歌っています。前回のオータムが23曲ということを考えるとトンでもなく多いですね。
実際、プリチャンは新曲が増え続けていますしプリパラも(何故か)新曲が増え続けている以上「ライブで歌えない曲」が多くなってくるのは必然で、それをカバーすべく工夫で曲数を増やしてくれたのが最高でした。
逆に言うと今回は演出は控えめでしたので、次回は演出と曲数を両立するために3時間でお願いします。
初手が最高だった
パラチャンのライブはまずOP曲が来るので、本当のセトリはその次の曲から始まると言っても過言ではないのですが、キラリスト・ジュエリスト→Go! Up! スターダム! でRGRが退場、キャラ&キャスト紹介ムービーが流れ、暗転からの――
らぁら!! ふわり!! ドレシオ!!
ハーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーイ!!!!!!!!!!!!!
「マクパリーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!」
Fooooooooooooooooooooooooooooooooooooooo!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
想像してほしい。OP曲が終わり、キャストの紹介が終わり、さあ何の曲が来るのかと緊張しているところに強めの歌い出しから誰でもわかるコール。
なんとトンでもSUMMER ADVENTURE、最初の「ハーーーーイ!!」のコールまで歌い出しから3秒。セトリ考えた人の3秒で宇宙まで連れていく強い意思を感じる。
更にそこから1秒の切れ目もなく「ハートフル♡ドリーム」「かりすま~とGIRL☆Yeah!(ノンシュガー)」と続く。この三曲に共通するのは、歌い出しまでの時間が極端に短いこと。「イントロなんぞいらねえ最初からぶち上がっていけよ!!!!!」というそのメッセージが既に最高。
あと、ドロシー役の澁谷さんが勝手に盛り上げてくれる。3秒で入る大きめコールと澁谷さんが参加してるって時点でライブの入りとして最優まである。
冬なのにトンでもSUMMER ADVENTUREを初手に持ってくるその度胸が最高だった。
そもそもプリパラの門をくぐった時点で現実世界が冬とか些細な問題だった。プリパラが夏と言ったら夏。プリに入ればパラに従え。
北条コスモの新曲が最高だった
『プリパラ&キラッとプリ⭐︎チャンWinter Live 2019』にお越しくださりありがとうございました。コスモとして「君100%人生」そして新曲の「Burn! Cosmic Liberty」を歌わせていただきました。初披露にもかかわらず最高の景色を見せてくれてコズミックコズマックスありがとう!とっても楽しかった〜💫 pic.twitter.com/QKRVZpDt6G
— 山本希望 (@nojomiy) 2019年12月15日
↓ライブ数時間前のぼくのツイート↓
こう言っちゃアレですけど今更コスモだけ呼ぶ意味がちょっとわかんないんで何かのサプライズの布石なのかなと思ってます
— 🤔にんげん🤔 (@Shakeboy877) 2019年12月15日
この人は何を言っているのかな?????
「妹のそふぃの分まで盛り上げていくからねーーーーーーーー!!!!!」辺りまではマジで「クール・スター」か「太陽のフレアシャーベット」のカバーだと思ってました。
PRP(プロミスリズムパラダイス)ツアーの時は「新曲がある」と公表されていましたが、今回は完全にサプライズです。
しかも、こう言ってはなんですがコスモは優遇されていたわけでもなければ、本人も言っていたように「久しぶり=ライブにあまり来ていない」キャラなわけで、
- 割と誰にでも新曲のチャンスがある
- コスモがライブに来るようになる=あじみ役上田さんやちゃん子役(兼ファルル役)赤﨑さんを呼ぶ理由になる
- PRPのアルバムが出たばかりなので音源化には更なる新曲が必要
と無限の可能性が示されたことが最高ですね。
芹澤優が最高だった(ヒロインズドラマ・昼)
芹澤優さん、とにかく表現力が高いんだけど、ダンスはもう肩から先も肘から先も手首から先も指先も全てが最高に赤城あんなを表現してて「え!? その指の形いる!?」みたいなことも平然とやり始めてこれが赤城あんなの最高のステージよと言わんばかりのパフォーマンスをぶつけてくるから俺たちもわからされて膝を屈するしなんなら屈しすぎて膝が粉砕骨折するレベルなんだけどとにかくライブに行って芹澤優のパフォーマンスを見てほしいし特にヒロインズドラマはラテン調の曲調とダンスが芹澤優との親和性が高すぎるし歌いながら表情がころころ変わるというか客席に笑顔向ける回数が滅茶苦茶多いんだけどその中で要所要所でふっと笑みを消して表情締める瞬間が最高。
ガァルマゲドンが最高だった
(♪怪しげなBGM)
にゅっふっふっふ……
にゅるっふっふっふ……
にゅっふっふっふ……
にゅっふっふ……にゃーっはっはっは!!!
にゃーっはっはっは!!!! にゃーっはっはっは!!
にゃっはっはっは!!!!にゃっはっはっは!!!!
にゃーっはっはっは!!!
にゃーっはっはっは!!!!!
我ら!!ガァルマゲドン!!!!
ビックリギョーテン?! おっけー!
台詞も何もなく、ただただ高笑いをしているだけの登場をしたガァルマゲドンが可愛すぎて最高でした。
若井友希が最高だった
- トンでもSUMMER ADVENTURE
- Play Sound☆
- CHANGE! MY WORLD
- 寝ても覚めてもDREAMIN’ GIRL
何回着替えてるのこの人?????
メルティックスターが最高だった
全員で歌う「Make it!」「Crew-Sing! Friend-Ship♡」を除けば、今回はメルティックスターがトリを務めたのですが、メルティックスターの映像が流れた後、ステージ上の登場口からカーテン越しにシルエットが映し出されるのがまずメッッッッッッッッチャクチャかっこ良くて最高。そんで前述した通り最強のパフォーマンスを見せるあんな、とにかく格好良いを突き詰めたさら、とにかく楽しそうに踊るめる、と三者三様のパフォーマンスを魅せる三人が一つの曲を歌っているのが最高でした。
全員歌唱曲が最高だった
- 他の人と寸劇しまくる澁谷さん
- ガァルマゲドンとハイタッチする斎賀さん
- ステージに降りてきた芹澤さんに駆け寄って抱き合う黒沢さん
- トロッコ到着した時にしゅうかに駆け寄って手を引っ張ってトロッコまで連れていくガァララ
毎回「絶対見逃してる名シーンあるでしょ」と思うしなんならツイッターで流れてくる感想で「それ見てない!」となる全員歌唱曲、今回も最高でした。
こっから夜の部。
夜も初手が最高だった
OPパートはキラリスト・ジュエリスト→ダイヤモンドスマイル(昼はGo! Up! スターダム!)。昼はトンでもSUMMER ADVENTUREでしたが、夜の部のスタートを飾った曲はなんと――
らぁら!! ふわり!! ドレシオ!!
ハーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーイ!!!!!!!!!!!!!(※二度目)
「マクパリーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!」
Fooooooooooooooooooooooooooooooooooooooo!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!(※二度目)
もうわかるだろ。3秒には勝てない。トンでもSUMMER ADVENTUREを初手に持ってくるのが最強ですと言わんばかりの強気の選曲。
幼女の調理は強火で3秒とでも言わんばかりの大音量の「らぁら! ふわり! ドレシオ!」からの「ハーーーーーーーーーーーーーーーーイ!!!!!」が最高。いいか、今は夏だ。
そこからお昼と同じく「ハートフル♡ドリーム」が続いたんだけど、もう予感してた。三曲目はノンシュガー。それは変わらない。でも、「会場のテンションを最高潮にぶち上げる」「歌い出しまでの時間が極端に短い」曲がもう一曲あるだろ……?
♪つくろう アワー・ドリーム!メッチャンコスパイシーなホットケーキ!
いや~~~~~わかってる~~~~~!!!!!
ハートフルドリームが終わった瞬間に秒で歌い出すの。この時点で確信した。このセトリは確信犯。会場をブチ上げるために歌い出しの極端に少ない曲を並べてきた。最高。
芹澤優が最高だった
恋愛裁判、開廷でした!!!
— 芹澤優(i☆Ris) (@iRis_s_yu) 2019年12月15日
#pripara pic.twitter.com/P51nwCMME1
TRIal HEART、2017年のサマーライブで披露したのを見てもしかしてCGライブより上手いんじゃないかと思って何度も何度も何度も見返して初めてアイドルのパフォーマンスに感動した思い入れのある一曲なんだけどそれをこのタイミングでやってくれたことがまず最高だし一人三役を綺麗に表現しつつしかもアイドル検事を表現すべく当日の思いつきでメガネを用意してくれたのも最高だし「嘘はついちゃダメ」の辺りの手のしなやかな動きからのくるっと回ってスカートがヒラッとするとこも最高だし歌が一度終えた瞬間からダンスのキレが10倍くらいに増すのも最高だし歌い終えた瞬間に客席に笑顔を向けて弁護士を表現した後フッと表情消して締めるのがまた最高だしで本当に昼夜取って良かった。
メイクマニー・メイクドリームが最高だった
途中からモニターでガァララにマイクを渡されたシーンが流れ始めて、えっそこ流すのと思ったら案の定仲違いしてどうすんのと考えていたら「トモダチは、いっちばーんかけがえのないものよ」にかぶせるように仲直りするシーンが上手く繋がってもうその演出が最高だし「掴みとるみゃあ!」の力強さも増してて最高だったし何よりエヴァーゴールドのチーム結成シーンをちゃんと流したのが最高だった。
次はエヴァーゴールドの最高のライブを見せてくれ……!!
芹澤優が最高だった(ヒロインズドラマ・夜)
芹澤優さん、身長が高いからダンスが派手に見えるし動きもキレがあるから衣装のヒラヒラもいい感じに踊るしでそもそものパフォーマンスヂカラがめちゃくちゃ高いんだけど更にキャラの解釈力と表現力がずば抜けてるからいつのステージでも「赤城あんながこのステージにいたらこうする」という芹澤優だから出来る更に上の表現を惜しげも無くぶつけてくるのがそもそも表現者として最高だしアニメと違ってステージ上はノーカットで全身が見えるからダンスの振り付けの美しさは絶対にライブの方がわかるし何より今回のライブでは曲が終わって暗転する瞬間に「完璧♡」って締めたのがヒロインズドラマ初披露で妥協した結果の色なしコーデだったことに対する「赤城あんなは二度目のライブは完璧なパフォーマンスを魅せる」という解釈から出る一言を添えてくれたのがキャラクターに対する愛情を感じられて最高だった。
メルティックスターが最高だった
カーテン越しにシルエットが映し出されるのがまたメッッッッッッッッチャクチャかっこ良くて最高だったんだけど、「寝ても覚めてもDREAMIN’ GIRL」だった昼はさら・あんな・めるの並びでシルエットが浮かび上がったのに対し、夜はさら・める・あんなの順で浮かび上がってるのが「センターがめるの曲(COMETIC SILHOUETTE)が始まる」ということを予感させて最高だった。
さいごに
プリチャン三期も無事(?)発表されまして、キラッCHUの擬人化チカラアバレみたいな謎のヒロインのシルエットも公開され、サプライズのコスモ新曲もありさらに盛り上がりを見せるパラチャン(さらだけに)。
毎回ライブでは最高の演者の皆さんが最高のパフォーマンスを見せてくれます。是非今まで参加したことない方は足を運んでみてください!
恒例の「次のライブ告知」なかったけど。