マジでこれは全世界の夜参戦するプリパラ幼女に伝わってほしいんだけど、オープニングで演るであろうキラッとスタートの芹澤優をよく見てほしい 指先までしなやかで赤城あんなみが凄いから……
— はんげん (@Shakeboy877) 2019年9月15日
いや全員凄いんだけどやっぱ芹澤優とんでもねえよ……なんだよその指の形……赤城あんなじゃん……
昨年舞浜オータムのOPはミラクルスターだったんだけど、芹澤優のダンスが指先までしっかり作り込んでてあまりの赤城あんな度に会場の幼女が涙流し続けてたし、涙はいつしか海となり、それを埋め立ててディズニーシーが出来たんだよな 懐かしいなあ
— はんげん (@Shakeboy877) 2020年5月31日
2019年、千葉は浦安・マイパマで、会場の幼女たちは ”赤城あんな” を目撃した。
それは夢でも幻でもない、芹澤優という一人の声優が起こした、
”奇跡”だった。
それは、レッドジュエルの如き赤い輝きだった。
ただのリズム取りのはず。自分のパートが来るまでの、言ってしまえば「繋ぎ」。
しかし、そこに赤城あんなはいた。
しなやかな指先、キレがあるのにスローモーションにも見える――一歩間違えれば大味にもなりかねない派手な振り付けで「赤城あんなはここにいるぞ」というメッセージを強烈に打ち込んでくる。スタートから壇上で輝くその姿に、正気を失った参加者が散見されたのも印象深い。
ダンスの最高速が違う。ダルビッシュもドン引きの緩急がそこにある。ラストサビの「キラッと憧れキラキラ……」の瞬間、天を貫かんばかりの疾さを見せたかと思えば、小鳥の卵を受け止めるかのような柔らかさが顔を出す。その厳しさと優しさには、母の愛すら感じられる。
彼女の肢体が天女の羽衣のように弧を描く。 天を仰いで腕を突き上げたその姿が、彼女の身長と相まって圧倒的な存在感を放ってくる。DISC1の10:59だ。そこで止めろ。それこそが人類が生み出す最も美しい光景の一つだ。
ちなみにそこで不用意に再生を再開すると笑顔の芹澤優が飛び込んできてお前は死ぬ。
まあ俺は死んだわけだが……。
マジでこれは全世界の夜参戦するプリパラ幼女に伝わってほしいんだけど、オープニングで演るであろうキラッとスタートの芹澤優をよく見てほしい 指先までしなやかで赤城あんなみが凄いから……
— はんげん (@Shakeboy877) 2019年9月15日
いや全員凄いんだけどやっぱ芹澤優とんでもねえよ……なんだよその指の形……赤城あんなじゃん……
play sound☆になるともう止まれない。芹澤優を好きになりたいならついてこい。ラストだ。ラストに飛べ。いやちゃんと見ろ。
「もう止まれない」のとこだ。わかったか?????
「もう止まれ」「ない」
ここで緩急がついてるのがわかるか?
「もう止まれ」はちゃんと表情を締めてる。そこからの「ない」でフッと表情を緩めて「抜いて」いく。そこから若井の「自分を好きに」が急・緩・急で貫いてくる。赤と緑のコントラストが心地良い。
「踊り始めるわピアノ」のタッチは完全に人智を超えてる。俺もピアノに生まれ、赤城あんなに弾かれたかった。人間を捨てるに相応しい理由すらそこにはあった。
そして1:46:13だ。映像を見てこい。見たか? それが時間が止まるという感覚だ。諸君の貴重な時間を奪ってしまい申し訳ない。だが、そこには今まで感じたことのない”多幸感”があったはずだ。
そしてライブもクライマックス。キャストコメントを終え、あとはラストサビを歌い終えて夢から覚めるだけ。しかし、リズム取りになっている状態ですら、芹澤優は「踊っている」。
もう終わりなんだ。あとはラストサビ歌いきって「ユメ、ヂュッ!」と投げキッスを観客席に叩きつけながらハケるだけでいい。ちなみにDISC2では田中美海が投げキッスしてる。これはまずい。
いやそういう話をしたいんじゃないんだ。最後の1秒まで全力を尽くすということが言いたいんだ。
さあ、本題に移ろう。
このシリーズライブにおける芹澤優の魅力は「キャラの解釈力の高さ」が挙げられる。「自分のキャラならこのステージでこういうパフォーマンスをする」という解釈をその表現力でぶつけてくるから完全に「わからされる」しかない。そんなことは百も承知だとは思うが、
COMETIC SILHOUETTEは完全にその”先”を行ってた。
サビの「新しい世界~デッデッ」の「デッデッ」の振り付け。
一番では、全員右腕を振っている。左手はマイクを持ってるから当然である。
続く二番。ここで、芹澤優だけは両腕を振っている。
ラストサビも、芹澤優だけ両腕を振っている。
本来は片腕のはず。一番は全員片腕を振っているし、プリチャンライブはマイクを持つ前提の振り付けである。CGライブでは「やってみた」のシーンなので振り付けは無い。ライブで演る=マイクを使用することを前提とした振り付けである以上、ここは片腕のダンスであるはず。
しかも両腕を振るためには、歌と歌の切れ目にマイクを口元から離す必要がある。
にも関わらず、ここで両腕を振っている。何故か?
それが、”赤城あんな” だから。
そもそも、片腕の振り付けになっているのは「マイクを使用する」という前提だからである。では逆に、マイクを使用しない「キラッとプリチャンのCOMETIC SILHOUETTE」はどうだろうか。
両腕だ。
つまりあの瞬間、本来赤城あんなが踊るであろう振り付けを、芹澤優は魅せてきた。
CGライブもなく、言ってしまえば「この世界に存在しない」それでも確かに「赤城あんなのダンス」を、芹澤優は魅せてきた。
スタンドプレーかもしれない、しかし最後の1秒まで全力を尽くす、常に完璧を求めるその姿に、会場の私たちは、
”赤城あんな” を見た。
是非皆さんも、映像で赤城あんなを――願わくば、現地に足を運び、自分だけの ”メルティックスター” を見つけてほしい。
いやわかんない腰に手を当てて片手の振りでも格好良いと思う。