かしこまメガトンパンチ

遊戯王とマンガ中心の雑記ブログ

五等分の花嫁展で佐倉綾音の全力を見た

上杉さん……

 

風太……くん……

 

好き、だったよ……

 

 

五等分の花嫁展MAKEOVER、締めくくりかと思ったらむしろ逆、始まりが待っていた。

www.gotobun-exhibition.com

原作全部を「ごぶんのいち」に載せたスペシャルムービー、四葉役・佐倉綾音さんの最高の最高で無理よりの無理だった。

「好きだったよ、ずっと」のシーン、「好き」ということに対する気恥ずかしさとかではなく、ちょっと寂しさとか苦しさを隠すような演技をしていて、原作では後ろ姿で描かれていた四葉に新しい解釈を与えてくれた。

このシーンってさらっと流されてるけど、四葉はブランコに乗っていて、

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90話

そして、四葉にとってブランコは「落ち込んだ時に乗るもの」で、

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37話

つまり、このシーンは「風太郎への想いを吹っ切って前に進もうとするシーン」などでは全然なくむしろ落ち込むシーンなんだけど、後ろ姿を描くことで読者に想像の余地を残す、いわば「余韻」として使われてる。

そんなシーンを、テレビCMやPVから五つ子の声を担当している、言わば五等分の花嫁という作品と最も長く歩んだ声優である佐倉綾音さんが、四葉の心情を見事に演じきっていて、会場の俺もカイオーガかってくらい泣いたし、涙の数だけ強くなれるならアルセウスを超える力を手に入れてしまうんじゃないかってくらい破壊力のある映像が完成してた。

「上杉さん」ははっきり発声しているのに、「風太郎くん」は段々と声が小さくなってくるところに未練とか苦しさが感じ取れて、でも「好きだったよ」はちょっと持ち直しているところに想いの強さが表れていて、もう佐倉綾音という声優がこの世界に生み出した奇跡。この演技を生み出すために人間は感情を手に入れたと言っても過言じゃない。

みんな騙されたと思って会場に駆け込んでほしい。五等分の花嫁は佐倉綾音で始まり佐倉綾音で終わる。佐倉綾音の演技を胸に刻んで墓まで持っていってほしい。

声優ってすげえと感じると同時に、もしかしてアニメでさらなる世界を見せてくれるんじゃないか……? と感じさせる最高のムービーだった。

 

もしかして五等分の花嫁って今から始まるんか……?

 

 

以下、普通のレビュー。

展示内容はぶっちゃけ普通でした。ただこれは展示が適当とかではなく、設定資料や作者インタビューなどが五冊のキャラクターブックとして殆ど世に出回った結果、新しく出せるものが無かったって感じなので仕方ないのかなと。

逆にキャラクターブック買ってない、もしくはしっかり読んでない人は面白いと思います。ねぎ先生の作画資料の写真(多分)にマンガの五つ子を乗せた展示とか、最終回付近の原画は良かったですし。

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106話

会場で見るまでここで五月が泣いてるの気付かなかった。

めちゃくちゃいいコマやん……。

 

あとは物販、ドット表現のキーホルダーのクオリティが高いし、

以前に紹介したキャンバスボードなんかもクオリティ高くてオススメ。

shakeboy.hatenablog.com

今回のイラストは最終回掲載のマガジン表紙に使われたもので、あまりイラストやグッズとして世に出回る機会が無いであろう点もポイント高いです。

 

入場特典の色紙も、前回が厚紙だったのに対し今回は普通の色紙だったのでグッズとしてのクオリティが上がっていたのも良かったです。

ちなみに前回は三玖の特典を手に入れたので、今回は二乃の日に行きました。

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惜しむらくは、色紙が新規なのかどうなのかという情報の提示が遅く、誰の特典の日に行くか判断しづらかったのが難点でした。

三玖の日に行きたかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

まあ、

 

 

 

 

 

 

 

 

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結局行ったんですけどね。