かしこまメガトンパンチ

遊戯王とマンガ中心の雑記ブログ

【食べ比べてみた】焼き芋の「ほくほく」と「ねっとり」って何?

遡ること数時間前、ツイッターのTLにこんな一文が投下されました。

 

「焼き芋に売り文句って『ねっとりうまい』で合ってるの? ホクホクじゃなくて?」

 

 

まあざっくりこんな感じで返信したんですけど、記憶を頼りに書いたので「もしかするともっとわかりやすい言い方があったかもしれない」って反省したんですね。

 

ということでね。

 

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買ってきました。 

 

売り文句

残念ながら「ねっとり」はなかったので「ほくほく」と「しっとり」を購入。ツイートで「しっとり」という表現を使っているので大体合っているでしょう。

 

芋の種類

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今回購入したお芋は「紅あずま」と「紅天使」。お値段もちょっと違いますね。

「あずま」と言えば:東さんが大活躍する漫画「ワールドトリガー」の記事はこちら

「天使」と言えば:天使ちゃんが可愛い漫画「アクタージュ」の記事はこちら

 

見た目

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左が「紅あずま」で、右が「紅天使」です。

紅あずまは太くて色が薄く、紅天使は細くて色が濃いですね。

ちょっと茄子に似ていますが、もしかすると焦げているだけかもしれません。

焦げたから色が濃いのか、元々色が濃い品種なのか、たどり着く術の無い真実がスパイスとなり食欲をそそります。

 

触り心地

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写真だとわかりにくいですが、紅あずまは触ると固くゴツゴツしています。

ぎっちりと果肉が詰まっており、触り心地はゴリラのおっぱいに近いです。

皮はしっかり果肉に張り付いており、やや剥くのが手間ではありますが、その手間がまた愛おしく感じてきます。存在としては蟹に近いですね。食べるのが楽しみです。

 

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紅天使は触ると少し潰れます。優しい弾力は官能的ですらありますね。

実が縮んだのか、皮が膨らんだのかわかりませんが皮と果肉の間に隙間が出来ています。

そのため紅あずまと異なり皮はさくさくぼろぼろ簡単に剥けます。交際5年目くらいからセックスがこんな感じになりますね。

 

割ってみた

お芋と言えば、一本の焼き芋を妹や恋人と分け合うのが定番です。

ぼくは恋人も妹もおらず、なんなら晩ごはんも食べた後でお腹への信頼に一抹の陰りがあるので、明日の自分と焼き芋を分け合います。

 

はい!

 

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紅あずまはぽっきりと綺麗に割れ、みっちりと詰まった果肉が存在感を主張してきます。挑むようなその果肉の剛胆さに応えるよう、豪快にがぶりといくのが礼節というものですね。

もしこのお芋が焼きたてほやほやでしたら、熱のこもったお芋が口の中で大暴れし「ほくほく」間違いないでしょう。今回は冷めていたのでチンして頂きます。

 

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紅天使はねちゃぁと割れ、果肉に詰まった蜜が光を反射し艶々と輝いています。

どす黒い皮から現れた黄金色の怒濤に、気づけば顔がでれっとしてしまいました。

こちらはお上品にスプーンで頂きます。

 

食べてみた

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食べ物で遊ぶな。

 

はいすいませんでした。

 

紅あずま、うーんほくほく。

チンしたので水分が飛んでもしかしてほくほくどころかちょっともそもそするのでは? という心配もありましたが、中心部分にはしっかりと水分が残っており、凝縮された力強い甘みがガッツリ口の中で踊り始めます。表面はダメだった。

 

紅天使、あまーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーい!!!!

ねっとりとした果肉をスプーンでこそいで、皮に張り付いていた「ちょっと焦げてるけどめちゃくちゃ甘い部分」を口に放り込むと、お腹の中から幸せが広がっていきます。

でれっとした舌先に喝を入れもう一口を放り込むと、かぐや姫を見つけたおじいさんよりメロメロになりました。ぼくの負けです。

 

「ほくほく」の紅あずまは食い出があり、「もうこれ男の子ならみんなこれ好きですよ!」なんて軽率に言っちゃうだけの力強さがあります。

「しっとり」の紅天使はとにかく甘い。ただ全然いやらしくもしつこくもなく、「ああ甘いってここを目指すんだな」と納得させられる絶妙なだだ甘さがあります。

どちらも美味しく頂けましたが、個人的には紅天使の方が好きですね、幼女なので。

 

さつまいもの種類

さつまいもの種類により「ほくほく」「しっとり」「ねっとり」に分かれるそうですが、焼き芋に使われるお芋を調べていたら「紅あずま」は「しっとり」に分類されるそうです。

 

えっ?

 

その後色々と調べてみると「紅あずま」「紅こまち」「紅こがね」「鳴門金時」「紅さつま」辺りは「ほくほく」に分類され、「安納芋」「紅天使」「甘太くん」「いもジェンヌ」辺りは「しっとり」「ねっとり」に分類されるという内容も掘り出してしまいました(芋だけに)

ちょっと真偽のほどを検証する術も時間もお腹の容量もないので、興味のある方は是非ご自身で食べ比べてみてください。

 

さいごに

さつまいもの旬は10月~1月で、これは8月~11月に収穫したものを2~3ヶ月貯蔵して、余分な水分を逃がすことにより甘みが増すからだそうです。

ちょうど今が最高に美味しい季節ということになりますので、是非皆さんも明日は焼き芋を買ってきましょう!

 

よい焼き芋ライフを!