【五等分の花嫁】未回収伏線・描写あれこれ(118話時点)【ごとよめ】
最高かよ。
1話の台詞を終盤で使うと言えば「鋼の錬金術師」を思い出しますね。
五月、1巻表紙のセンターを飾っているだけあって素晴らしいヒロイン力です。
また、序盤では風太郎を「理想とする教師像とはかけ離れすぎている」と評していましたが、
はいかわいい。
「理想の教師像は母親のまま」としながらも、「風太郎も理想の人物である」としています。過去の発言と比較するとこのシーンが一層好きになりますね。
以前に書きましたが、現在の展開を踏まえると見え方が変わってきたり、逆に過去の発言を思い出すとよりよく見えるシーンがいくつもあります。
花嫁は決めて書いていたそうなので伏線は周到に仕込んでいたと考えられますが、実際に今に至るまでどれが決定的な伏線なのかはわかりませんでした。
今回はクライマックスに向け、花嫁が決定した上で「回収されるであろう」伏線や描写をまとめていきます。
※今回もガッツリネタバレあります。
(風太郎視点)京都の子の正体
風太郎の前に二度現れた「零奈」の正体は風太郎には明かされていません。
ボートの上での四葉評で何か心当たりがあるようにも見えますが、風太郎視点で京都の子は
- 母親を喪っている(母親を楽させるという目的を失っている)
- 勉強も出来ていない(風太郎との約束も守れていない)
- 約束を守れなかったことを気にしている
ため、わざわざそこを追求する必要はないですし、しないのが優しさとも取れます。
また、1話で「君と出会った高校二年の春」とモノローグが入っているので、そもそも結婚式時点ですら風太郎は「四葉と初めて出会ったのは高校二年の春ではない」ことを知らない可能性もあります。
零奈(五月)の渡した清水寺のお守り
川に流されていったコレです。一度五月は去ろうとし、風太郎に呼び止められ、一瞬の間を置いてお守りを渡しています。
一度去ろうとしたこと、渡すのを迷っている? ように見えることから、お守りを渡すことは四葉の依頼ではなく五月の独断のように見えます。
10巻では一花がお守りを所持していたことから「一花は京都の子でない」とされており、風太郎に渡されたお守りが五月のもの(=四葉が渡したものではなく、四葉は現在もお守りを持っている)だった場合にもう一波乱あるんじゃないかと思っていましたが、特にそういう役割は与えられませんでした。
実は今週辺り回収されるんじゃないかと期待していたんですが、
(五等分の話)今週辺り、○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○ https://t.co/sXWPC1gJaW
— 🤔にんげん🤔 (@Shakeboy877) 2020年1月20日
この記事寝かせてる途中で回収されました。
鐘キスの子の正体(及びその心情)
海外だと「Bell kisser」と呼ばれている偽五月。「誰がしたか」というのは最早わかりきっているので、「どういう気持ちでキスをしたか」も含めて答え合わせが欲しいところですね。
五つ子の「夢」
一花は「女優」、三玖は「お料理」、五月は「教師」、二乃は「風太郎のお嫁さんお菓子屋さん(?)」で四葉はまだ不明と、後半になるにつれて怪しくなってきていますが……話数が……
ただし夢の話は「嫌々こなしていた」→「夢を見つけてやりたい」という変わりようこそが風太郎の成長と五つ子との関係の変化を表しています。夢を見つけることより「夢を見つけてやりたい」と考えたことこそが重要だったようにも思えますので、これは回収されなくても問題ないですね。
ウエディングドレスの手配ミス(4巻)
4巻で「ウェディングドレスが多い」という描写があること、結婚式の誓いのキスのシーン(8巻)で姉妹全員が控室にいること、その姿を描写されていないこと、また風太郎が指輪を忘れていることを考えると、五人まとめて同じウェディングドレス姿で登場、「どれが本当の花嫁でしょう」で即答して指輪を嵌める風太郎とかあるんですかね。
風呂あがりの四葉(11巻)
ここなんだったの?
というかこのシーンの時点では四葉に恋心を抱いているはずなので、風太郎視点だとトンでもない場面ですねここ。
こんな記事を書いておいてなんですが、118話で姉妹の心情に一区切りを付け、お守りの中身も明かされ、ウェディングドレス関係は最終話で回収されるであろう今、「回収しないと意味がわからないシーン」はほぼ無いでしょう(強いて言うなら鐘キスくらい?)。本当に緻密に綺麗に作られた感動的なお話でした。
おめでとう四葉!!ありがとう春場ねぎ先生!