【ワールドトリガー】205話:木虎と香取の比較とシールド枚数の話
諏訪さんマジで言ってんの?
おとなしく木虎とかにしとかない?
前回に引き続き、205話の考察――というよりは整理です。
諏訪が木虎を差し置いて香取を指名した理由について考察したのですが、これといった決め手がなかったので両者の比較という形にします。
最終的には見た目で決めたんじゃないかな。葉子ちゃん顔はいいし。
基本スペック
木虎、トータル49でトリオンが4です。
対する香取ですが、トータルが46でトリオンは6です。
実のところこの二人はそんなにスペックに差が無いどころか、シンプルに攻撃なら香取の方が上です。
特殊戦術は木虎の方が上ですが、スパイダーの分と考えると現在の総合値はそこまで大きな差が無いと思われます。
ちなみにトリオン4と6がどの程度かと言うと太刀川が6で唯我は5です。
当真・風間・三輪・黒江・小南辺りも6なので6であれば割と平均的、オペレーターでも同程度のトリオン保持者が普通にいます。ランク戦初戦で玉狛第二に秒殺された吉里隊・間宮隊でも5~6、戦闘員で4以下は米屋(4)・小荒井(4)・修(2)だけです。
上記A級で「トリオンが高い」という描写のある防衛隊員はいませんが、同時に米屋は「トリオン能力は高くない」とは言われているので、「4は戦闘員としてはギリギリ」「6も別に高くはない」くらいの認識であると考えて問題無いと思います。
Q.154 弧月(槍)は、いつ誰が作ったんですか?
米屋がチーフエンジニアの一人と一緒に作りました。「弧月は、刃部分より持ち手の部分の方が構築のためのトリオンのコストが低いため、刃を短くして持ち手を長くすればトリオン能力が高くない人間でも、長いリーチを手に入れることができる」という発想から、槍型になりました。
ワールドトリガー オフィシャルデータブック より
結論として「スペックとしては決定的な差はない」となります。
トリガー構成
木虎
【メイン】アステロイド(拳銃)・スパイダー改(拳銃)・シールド
【サブ】スコーピオン(改)・シールド・バッグワーム
香取
【メイン】スコーピオン・アステロイド(拳銃)・シールド・グラスホッパー
【サブ】スコーピオン・ハウンド(拳銃)・シールド・バッグワーム
二人ともオールラウンダーということでトリガー構成も似ています。
香取は現在スパイダーを装備、代わりにメインのアステロイドが抜けたと考えられるので構成としてはより近くなったと考えていいでしょう。
アステロイドが抜けたと考える理由ですが、まず三雲・柿崎隊戦及び最終戦でメインに装備されているグラスホッパーを、最終戦でグラスホッパー・スパイダーを左手で起動しているのでその2つは同じ側(大幅に構成変えてなければメイン側)に装備されていることがわかります。左利きってことですね。
また、最終戦で右手で拳銃を使いながら左手にスコーピオンを生やしている場面があるので「右手でスコーピオンを起動して左手に生やした」という可能性は低いと考えていいでしょう。
左手(メイン)のスコーピオンが残っているのであれば、消去法でメインのアステロイドが抜けたと考えられます。バイパーをアステロイドとして運用するのは修も行っていたので(威力以外の)問題はありません。
シールドが候補に上がらなかった理由に関しては長くなったので後述します。
そして改めて現在の構成を考察すると、
木虎
メイン:アステロイド(拳銃)・スパイダー改(拳銃)・シールド
サブ:スコーピオン(改)・シールド・バッグワーム
香取
【メイン】スコーピオン・スパイダー・シールド・グラスホッパー
【サブ】スコーピオン・ハウンド(拳銃)・シールド・バッグワーム
となり、トリガー構成としても両者に差はありません。
木虎は枠を空けている分拡張性があるように思えますが、そもそも枠を空けている理由がトリオン量の少なさに起因する可能性もあるので現時点では「その分木虎は伸びしろがある」とは言い難いです。
ということでトリガー構成にしても「両者に大きな差は無い」と考えられます。
ちなみにこの辺の数字はデータブックに掲載されています。色んなキャラクターの数値や構成、その他A級の改良トリガーが(文字だけ)チラ見せされているので興味がある方は是非買ってみてください。オススメは加古隊です。
シールド枚数について
香取がシールドを抜いていないと考えた理由ですが、
- 2枚前提の防御が多様されている
- シールド1枚の隊員が少ない
- 1枚の隊員は理由がある(≒理由がなければ2枚構成)
辺りが挙げられます。
固定+集中シールドなどの汎用性もあり、シールド1枚の構成を行っている隊員は多くありません。基本的にボーダー隊員はシールド2枚構成です。
メイン・サブのどちらかにシールドが装備されていないのは冬島・喜多川(加古隊トラッパー)・尼倉(草壁隊スポッター)・箱田(松代隊トラッパー)・烏丸・修の6人です。
まず冬島・喜多川・尼倉・箱田はバッグワームタグの特性で装備していません。特殊ポジション特有の構成と言えます。
バッグワームタグはトリオン消費が少ない代わりに、セットすると他のスロットが使用できなくなる。
ワールドトリガー オフィシャルデータブック より
修はトリオン不足でしょう。
- 「トリガーは装備しているだけでトリオンを消費する」
- 「残った分が戦闘用トリオンになる」
- 「今の構成で結構ギリギリ」
と話している(164話)ので、トリオンの節約が理由であると考えられます。
烏丸は修と近い理由で「シールドを装備しているだけでトリオンを消費する」=「ガイストの起動時間がその分減る」辺りが予想できます。
相手チームの戦術やエリアによって炸裂弾を装備するなど、ランク戦であれば対応用にフリーの枠を作っておくことは不思議ではないですが、ランク戦を行わない烏丸が枠を空けているのは(今判明している情報では)トリオンの節約が有力ではないかと思われます。
このように、シールド2枚構成をしていない隊員は何かしらの理由があり、その点香取はシールドを抜く妥当性が感じられないので、シールドは抜いていないと判断しました。
戦術面で見ると大きな差は無い
ということでスペック的にもトリガー構成的にも両者に大きな差はありません。
強いて言えば木虎のスパイダーは拳銃型(巻取りで移動可能)、香取のスパイダーはトリオンキューブから生えるタイプなので置き玉が可能と当人の出来ることに微妙な差はあります。
しかし正直なところどっちにも強み弱みがあり、「これがあるから香取を優先した」と言う決定打には欠けます。
となると「戦術以外の面に期待している」か「何か思うことがある」の辺りになってくるのでしょうか。実際最終戦の後は香取に対して諏訪隊がコメントしています。
ということで今回は冒頭で話したように両者の比較で終わります。
何か見逃している要素や他の情報、訂正等あればコメントかツイッターまでお願いします。
ちなみに、これから香取と共同生活する修の異性の好みですが、データブックによれば圧倒的に「性格がいい」に偏っています。終わった。
やっぱり国近ですね。