かしこまメガトンパンチ

遊戯王とマンガ中心の雑記ブログ

【ワールドトリガー】207話:試験内容所感【漆間志岐の地獄チーム】

f:id:shakeboy:20210505203910p:plain

207話

この設定めっちゃ頭よくない? 俺ふつうに感動してんけど。

異世界ものでありがちな「言葉が普通に通じている」をトリオンの設定に乗せたのがこの作品らしくていいですね。

データブックでは通信機能については触れていてもこの設定に関しての記述は無いのでおそらく初出? だと思います。違ったら教えて。

後付かどうかはともかく、ありがちな疑問にしっかり設定つけてくれるのがこの作品っぽくて好きです。

f:id:shakeboy:20210506203634p:plain

200話

そして200話のこのシーン、トリオン体に換装する意味がちょっとわからなかった(強いて言えば自衛?)のですが、「生身同士だと会話が成立しない」という設定をこの辺から匂わせていたと考えられます。

f:id:shakeboy:20210506203834p:plain

ガロプラは生身で確定

 

というところで今回は207話の試験内容の所感です。

 

めっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっちゃざっくり確認出来る部分列記していきます。

 

※「~」はコマ外やセリフで隠れて見えない部分

  • 服を交換する機会がある
  • 個人専用のトリガーが支給
  • 施設内の設備は供給したトリオンで動く
  • 試験中は午前9時から午後9時までトリオン体で過ごす(減点対象)
  • ノートPCは各隊員のトリオンで動く
  • 通信デバイスは充電式

「デスクにあるスタンドでしか充電できない通信デバイス」が気になるところ。

そもそもあの施設内で通信デバイスを使う状況になるって何でしょうね。試験用のトリオン体は通信機能ついていないか、通信デバイスを前提とした課題がありそうなところ。

f:id:shakeboy:20210505205759p:plain

残量に注目

あとここ、トリオンを供給したばかりなのに残量が半分無いんですよね。普通に考えたら満タンまで供給するもんだと思うんですよ。

ちょいちょい他の部屋の残量も映っていますが、どこもMAXではありません。

f:id:shakeboy:20210506005512p:plain

来馬隊は8割くらい
  • 手を離すと供給が途切れる
  • 個人のトリオン量によって都度供給されるトリオン量が変わる

辺りが考えられると思うんですけど、後者だったら快適に過ごすためにはトリオンが豊富な隊員が供給すべきだという話になりますし、スイッチらしきものが無いので「トリオンが残っている限り電気が消えない」とかもある意味トラブルの原因になりそう。

 

  1. 試験を受ける隊員は、午前9時から~トリオン体に換装して過ごすこと
  2. 試験期間内に、共通課題を全て終わ~試験運営に回答を送信すること
  3. 試験期間内に、分担課題を可能な限~試験運営に回答を送信すること
  4. その他、試験運営から予告なく出題さ~決められた期限までに回答・達成し~
  5. 閉鎖環境施設を、遠征艇内と想定し~
  • 各臨時隊長は、課題の指示に従い、規定の時間までに課題を達成もしくは回答してください。
  • 課題の達成・回答内容とともに、各隊員の取り組みの姿勢や~度合いが評価されます。

共通課題と比較した時に、分担課題は「可能な限り」という文言に変わっています。

ということは(全て終わらせることを前提としている共通課題と違い)分担課題はクリア出来ない可能性があるということで、それが得意不得意によるものであれば臨時隊長の振り分けが試されていると考えられます。

数学の問題集とか、極端な例で言えば「異性の隊員と1時間以上楽しく話すこと」みたいな課題が出たとして、辻に振るか生駒に振るかというところは隊長のさじ加減ということです。

遠征艇内の部分を赤字にしている理由は後述します。

 

戦闘シュミレーション課題

  • 試験2日目以降、6日目まで、毎日決まった時刻~戦闘シュミレーション演習が行われます。
  • これは各臨時部隊対抗の、競技形式の課題~詳しいルールと演習に必要なソフトウェアは~ノートPCに入っています。各隊員と共有して~

[スケジュール]

  • 2~3日目:15時より 戦闘シュミレーション演習
  • 5~6日目:15時より 特殊戦闘シュミレーション演習

毎日戦闘シミュレーションがある点、流石に仮想戦闘モードかな? と思ったのですが、閉鎖施設環境を遠征艇内であると想定すると全然そんなことないんですよね。

例えばアフトクラトルに向かう道中の「国」で戦闘になって、全員がトリオン切れになるという状況もなくはないわけです。

遠征艇がトリオンで動くこと、溜め込んでいた分を使い切った後は乗員からトリオンを補給して動かしていくことはヒュース加入の交渉時に言及されています。つまり、閉鎖施設環境を遠征艇と想定、すなわち遠征と同じ状況と考えると、このシミュレーションでトリオンを「使わされる」という可能性は大きいのではないでしょうか。

加えて言えば、それにより遠征艇が動かない≒閉鎖施設の電気や水がストップするという可能性は十分ありえます。戦闘のシミュレーションでありながら、戦闘”後”のシミュレーションでもあるわけです。

戦闘で隊員全員がトリオン切れになった場合、施設を動かすためのトリオンはオペレーターから補給することになります。そこで「戦闘後を見据えてオペレーターのトリオンは温存しておこう」となると隊員のトリオンを消費して戦闘に不利になります。

逆にオペレーターのトリオンを消費すると戦闘に万全の状態で挑めますがリスクを負うことになります。戦闘試験で「差」が出た時、ここで隊員同士での衝突があるかもしれません。

ちなみに修のいる諏訪7番隊のオペレーター・宇井のトリオン評価は2なので温存になります。諏訪がトリオン量が戦闘に直結する銃手であることを考えると、香取を取って正解でした。諏訪はトリオン温存したい、隠岐もバッグワーム多用のため温存、修と宇井はそもそもトリオンが少ないと考えると、攻撃手としてトリオン消費の少ない香取は割といい選択となります(他にもいたので「木虎と比べるとマシ」という話ですが)

なお平均的にトリオン評価の低いオペレーターの中で、おサノ(来馬5番隊)が4、仁礼(王子2番隊)が5、志岐(歌川1番隊)が7なのでこの3チームは有利と言えます。なお一部公開されていないので六田や藤丸が多いという可能性もあります。

 

とまあ試験の内容を整理しましたが、兎にも角にも蓋を開けてみないとわからないですね。ただスコアに差がつき始めてからチームワークが試されるとされているので、課題や演習がそもそもトラブルを誘発するものである可能性は非常に高いでしょう。

ちなみに個人的に期待しているのは歌川1番隊です。バッグワームやカメレオンでトリオンを要求される上にボーダーで最も性格が悪いであろう漆間と、ある程度トリオンの高い志岐が同じチームにいるだけでトラブルの匂いしかしません。

遊戯王 JOTL-JP033-N 《トリオンの蟲惑魔》 Normal

遊戯王 JOTL-JP033-N 《トリオンの蟲惑魔》 Normal

  • メディア: おもちゃ&ホビー