【五等分の花嫁】113話:風太郎が一番最初に見分けられるようになったのは誰だったのか
五等分の花嫁は14巻で終わりです!
— 春場ねぎ 11/15 12巻発売 (@negi_haruba) 2019年12月4日
作者の春場ねぎ先生のツイッターで、五等分の花嫁の終了タイミングが告知されました。
非常に寂しいですが、人気絶頂のこのタイミングで綺麗に終わってくれるのはある意味喜ばしいです。
終わるのめちゃくちゃ寂しいんですけどね!
シスターズウォー、決着
今回の話が13巻のラストになるとのことで、次巻への引きを意識しつつ一区切りつけた形の1話になっていました。
あと9話でヒロインがひっくり返るということも無いと思うので、花嫁は四葉でしょう。
ちなみに、皆さんダメージ受けました? 俺は受けた。
ぶっちゃけ、「ニセコイ」で小野寺妹とかユイが好きだったとしても、どんでん返しでメインヒロインになる可能性があると考えてた人って少ないとは思うんですよ。ある程度「主人公への想いに区切りをつける瞬間が必ず来る」という覚悟が出来ていたというか。
その点、五等分は今の今まで全員可能性があったにも関わらず、今回で4人(3人?)同時に、しかも1話で振られるという点で、ダメージを受けた方かなり多いんじゃないかと思います。みんな覚悟できてた? 俺は死んだよ。
みんな、無理せず来週まで休もうな。
来週の展開で回復することも無いとは思いますが。
気になった描写とか
オレンジジュースを持って項垂れる一花
102話で「キスされたのが誰だったら嬉しかったか」「買ってきた飲み物で返答する」という一幕がありました。
102話では何を買ってきたかは見えなかったですが、今回でオレンジジュースを購入していたことが明らかになりました。
「あの時にはもう心を決めていたんだね」という台詞から、
- 当時は一花も半信半疑だった?
- 一花(もしくは他の姉妹)は「風太郎が誰を選んだか」を察している可能性がある
ことが伺えます。
「終わったよ」
「終わったよ」じゃないんだよ!!!!!
終わってねえよ……
五等分の花嫁は14巻で終わりです!
— 春場ねぎ 11/15 12巻発売 (@negi_haruba) 2019年12月4日
終わったかもしれない……
三玖、風太郎が自分の部屋に来ないことを察して、二乃の部屋に向かっています。
他の姉妹は「風太郎が誰を選んだか」を察している可能性があると書きましたが、三玖はこの時点で「風太郎が選ぶ相手は二乃ではない」ということを知っていたのではないでしょうか。
だからこそ、傍にいてあげたい大好きな姉妹に向けての「(私も)終わったよ」発言。
悲しみも姉妹で等分するという誓いがここで改めて表現されています。
書いてて辛くなってきた。
これからですよ、上杉君
五月はやはり恋愛感情はなかったのか、先を暗示する台詞を残しています。
これらを知っているからこその台詞でしょう。
四葉は来週逃げ出すという予想を多く見ますが、ぼくもそう思います。
というか今週の描写を見るに既に逃げ出してましたからね。
これからですよ、上杉君。
五つ子の覚悟
これが私たちの覚悟
どうか それを理解してください
「選ばれるのは一人」という覚悟のように見えますし、事実そうだとは思いますが、先週のラストで、いつものつなぎ方をしています。
誰かの失敗は五人で乗り越えること
誰かの幸せは五人で分かち合うこと
喜びも 悲しみも 怒りも 慈しみも
私たち全員で五等分ですから
つまり、「私たちの覚悟」は
- 一人を選ばせた上で
- 選ばれた姉妹の幸せは全員が祝福する
- 選ばれなかった姉妹の悲しみは五等分する
覚悟、というところでしょうか。
最近 なんだか私たちの雰囲気悪いけど……
修学旅行でまた仲良くなれるといいね!
風太郎を巡っての争いで険悪になった仲を四葉が案じていましたが、ここに来て「仲良し五つ子」に戻った上で決着をつける形となりました。
待たせたな
「学業以外を捨てる必要はない、それだけのことに気付くまでにここまで待たせちまった」に対しての「待たせたな」、これ、風太郎は四葉の思いに気付いているのでは……?
というか「風太郎が選ぶのは四葉」という前提で読み返してると、随所で「四葉以外は風太郎の好きな相手に気付いている」を匂わせる描写がありますね。
風太郎が「最初に見分けられるようになった」相手
一体 彼女たちの誰から見分けられるようになったんだい?
前後の台詞からして「一番最初に見分けられるようになった姉妹」が「好きな相手」ということになると思うですけど……
一番最初に見分けられるようになった姉妹……?
三玖だよ。
しかし、風太郎が選んだのが四葉である以上、一番最初に見分けられるようになったのは四葉ということになります。
確かに、「三玖か?」の話を収録していたスクランブルエッグ編では確かに真っ先に見破られていました。
(ここを読み返すと確かに「四葉と見ぬく」→「誘導尋問」の流れのようにも見えてきます)
そして少し前に「今までになかった描写が何故か挿入されていた一コマ」がありました。
最近知ったんだけど私嘘つくの下手みたいで
変装してもすぐバレちゃうんだよね
- 四葉は嘘が下手
- そのため、変装しても見破られてしまう
- だから零奈の役を五月にお願いした
という理由付けにはなっているのですが、これまでにこの描写が一切無かったため妙にこのシーンが印象に残っていました。
ねぎ先生は「意味の無いシーンを書くのが苦手」と話していたそうなので、当然このシーンにも何か意味があるのかなとぼんやり考えていました。
このシーンは「一番最初に見分けられるようになったのは四葉」に対する布石だったのではないでしょうか。
まず、「最近知ったんだけど私嘘つくの下手みたい」は以下の可能性が考えられます。
- 元々変装はあまり見破られたことがない
- 家族を除き、最近繋がりが出来た風太郎が初めて変装を見破った
確かにこのコマだけを見ると「嘘が下手だから、変装を見破られる」というように見えますし、読者にも四葉は「嘘が下手」なキャラだという描写が提示されています(第21話とか)
しかし、「四葉は演技が下手なのか」という点に関しては「最後の祭りが四葉の場合」で答えが出ています。
演劇部では「四葉は演技が上手い」とされていました。
また、作中では(進級直後など)「見分けがつかない」としばしば表現されています。
つまり、読者目線(風太郎目線)では「四葉は嘘やごまかしが下手なので変装してもすぐにバレる」という見方が一般的ですが、作中の描写に限って言えば「四葉は演技も上手いし、風太郎以外には変装は見破られない」という見方が出来ます。
ちなみにこのシーン(五月に依頼しているシーン)は五月が家出した辺りですので、5巻中盤~終盤ということになりますね。
結構最初の方やんけ。
とはいえ林間学校で一花の変装をした五月を見抜いたり、逆にスクランブルエッグ編で「特に喋っていない」四葉を見分けられていなかったりするので「このシーンの時点で既に風太郎は四葉を意識していた」と断定は出来ないですが、かなり早い段階から風太郎が四葉を見分けられるようになっていた可能性はこのコマで提示されています。
風太郎の四葉評
それに……いや
俺の思い過ごしか……
それ思い過ごしじゃないですよ風太郎さん。
五等分の花嫁展にて同伴者に「ここが五等分最大の伏線だと思う」と熱弁していたこのシーン。
この時点で風太郎が「思い過ごし」とする可能性で最も高いのは「四葉=京都の子」でしょう。
来週にはその辺も描かれるのでしょうか。
多くの描写や伏線が綺麗に収束していくのが終わりを感じさせて寂しいですね。
泣いても泣いても残り9話、
みんな、無理せず来週まで休もう!