【遊戯王】大切なルールは全てトリアス・ヒエラルキアが教えてくれる【ルールおさらい】
カードゲームにはインフレが付き物です。遊戯王もその例外ではなく、新弾では「宵星の騎士ギルス」を始めとしたトンでもカードが世に放たれてしまいました。
このままインフレが進めばサイドデッキから発動する罠や、クリアファイル誘発などが爆誕しゲームシステムが金色のガッシュカードバトルに侵略されてしまうのも時間の問題でしょう。
一枚のカードの情報量もどんどん多くなり、正しい処理を理解するために認知度の低いルールと認知度の低いルールと認知度の低いルールを覚えていなければならないカードも当然生まれてくるでしょう。
生まれました。
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが手札・墓地に存在する場合、自分・相手のメインフェイズに、自分フィールドの天使族モンスターを3体までリリースして発動できる。このカードを特殊召喚する。この効果で特殊召喚したこのカードは、フィールドから離れた場合に除外される。さらに、この効果を発動するためにリリースしたモンスターの数によって以下の効果をそれぞれ適用できる。
●2体以上:相手フィールドのカード1枚を選んで破壊する。
●3体:自分はデッキから2枚ドローする。
今回は今までの記事の宣伝おさらいとして、トリアス・ヒエラルキアの裁定を解説していきます。公式に掲載されていないFAQも解説します。
トリアス・ヒエラルキア 公式裁定
Question
「トリアス・ヒエラルキア」のモンスター効果の発動にチェーンして、「灰流うらら」のモンスター効果を発動する事はできますか?
Answer
「トリアス・ヒエラルキア」のモンスター効果の発動の際にリリースしたモンスターが3体である場合には、その発動にチェーンして、「灰流うらら」のモンスター効果を発動する事ができます。なお、「トリアス・ヒエラルキア」のモンスター効果の発動の際にリリースしたモンスターが1体または2体である場合には、チェーンして「灰流うらら」のモンスター効果を発動する事はできません。
灰流うららの裁定を眺めてみると「効果処理時にデッキに触るかどうか決定する」場合はチェーンして発動することが出来ますが、「発動の時点でデッキに触らないことが確定している」場合はチェーン発動が不可、で統一されていることがわかります(詳しくは上記記事にて)
3体をリリースして発動した場合は、効果処理時にドローするかどうか選ぶため灰流うららが発動出来ますが、1~2体の場合は「絶対にドローすることが無い」ため発動不可という裁定になります。
裏側表示の天使族をリリース出来るかどうか
こちらの記事で解説していますが、基本的に裏側表示のモンスターは条件を持つコストに使用することは出来ません。
しかし、リリースのみはコストとして使用することが出来ます。これはルールブックにも記載のある基本ルールですので、裁定が変わることはまずありません(次回のルール変更に合わせて「裏側表示のモンスターは条件付きのコストに使用出来ない」と統一される可能性はありますが)
また、先日の記事で取り上げた「海晶乙女グレート・バブルリーフ」は以下のように記載されています。
①:お互いのスタンバイフェイズに、自分の墓地及び自分フィールドの表側表示モンスターの中から、水属性モンスター1体を除外して発動できる。自分はデッキから1枚ドローする。
「裏側表示のモンスターは除外コストとして使用出来ない」は基本ルールですが、10期ではわかりやすくテキストに明記するようになっています。
逆に言えば、トリアス・ヒエラルキアは裏側表示の天使族をコストに使用出来る、ということですね。
「この効果で特殊召喚したこのカードは、フィールドから離れた場合に除外される」について
ゾンビキャリアと同じく、残存効果(非公式用語)にて除外が確定していますが、
- 「モンスター」でなくなる(装備カードなど)
- 裏側守備表示になる
これらの場合はフィールドから離れても除外されなくなります。一時的に除外しようとすると「先にトリアス・ヒエラルキアの残存効果で除外されるため、一時的に除外する処理が適用出来なくなる」ので帰ってこれなくなります。
さいごに
今日紹介したルールも、明日使えるものばかりでしたね。
今後もテキスト欄から溢れんばかりの効果を持ったカードは増えてくるでしょうし、かと言ってQ&Aに全て裁定が乗っているとも限りません。
快適な遊戯王ライフのために、今後も覚えておくと得するルールを紹介していきたいと思います。お付き合い頂ければ嬉しいです。
よい遊戯王ライフを!